2012年4月30日月曜日

美術っていいとも11


 恩師である「那覇造形美術学院」の黄金先生から紹介されました平安名久美子といいます。
那覇高校出身で九州産業大学(油画専攻)卒業後、臨時的任用教員として真和志高校、南部農林高校、島尻特別支援学校、泊高校、首里高校の勤務を経て平成21年度本採用として首里高校染織デザイン科に赴任し日々の教育活動にあたっています。
教員採用試験を受け続けて8年。ようやく念願の美術教師になることができました。
それも、これまで関わってくださった恩師や諸先輩方のお陰です。
 教師になることが中学校の時からの夢でしたが、美術の魅力や美術に対する考え方は、年々深化し続け、美術教師であることに誇りを感じています。
 前回の黄金先生と同様、私も予備校で教わった事が今の自分の美術に対する考え方の根本を築いています。また、高校美術研究会や勉強会でたくさんの『美術』に対する考え方に触れ、吸収しているところです。
 本採用になり、今までの経験や自分の専門性を生かし多くの生徒に美術の楽しさを伝えよう!と、ワクワクしていました。
ところが・・・私の採用校は、沖縄の伝統工芸を教える染織デザイン科だったのです。
私は「デザイン担当」ということでしたが、伝統工芸の知識も経験もない私が、教えることができるのか本当に不安でした。
とにかくひたすらに教材研究をし、自転車操業のような日々を過ごしました。しかし、そんな日々をとおして沖縄の伝統工芸を守り抜いた方々の熱い思いに触れ、沖縄の伝統工芸の素晴らしさや価値に気付き、沖縄を誇らしく感じることができたのです。
沖縄県の美術教員であるにも関わらず、恥ずかしながら沖縄の伝統工芸について初めて知ることだらけでした。
今、私の使命は私の感じた沖縄の素晴らしさを生徒たちに伝えることだと感じています。もちろん美術教師ですから、伝統工芸ばかりではなく、「美術をとおして教育する」ことも使命の1つです。
何かの必然により導かれた染織デザイン科と、目の前にいる生徒に対して、沖縄の美術教師としてできることを模索しながら、スキルアップしていきたいと強く思います。
そのためには、仲間が必要だと感じています。
そこで、お願いです(笑)
高校美術研究会へも多くの先生方に参加して頂き、沖縄の高校美術を一緒に盛り上げて頂きたいのです。
定例会やその他行事については、各高校に公文にて連絡しています。新年度第1回定例会は5月を予定しています。本当に楽しい会です。どうぞお気軽にご参加ください。
お待ちしています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

次は、昨年定年退職されましたが高校美術研究会でたいへんお世話になっています那覇高校の吉本健二先生にバトンタッチします。
吉本先生、よろしくお願いします。

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