2011年12月13日火曜日

「いろんな場所で生まれる美術」詳細決定!




いよいよ面白いことになってきました!
ワークショップ!公開授業!展示!ワークショップ!シンポジウム!
何が飛び出るか、予定あけておいて下さいよー!

2011年11月30日水曜日

「いろんな場所で生まれる美術」やります!


1月7〜9日 沖縄県立美術館・博物館にて
ワークショップ、公開授業、シンポジウムそして展示やります。

詳細は随時アップしていきます。

是非!おこしください!

2011年10月23日日曜日

美術っていいとも!9

 中村君に紹介された小禄了(おろく とおる)です。
 宮古島出身で高校卒業後、すいどーばた美術学院での浪人生活を経て、沖縄県立芸術大学へ進学しました。卒業後は、特別支援学校を中心に何校か臨任を経験。鏡が丘特別支援学校の中学部に採用され、現在、真和志高校に勤務しています。

 もともと、特別支援学校で勤務することが希望で先生になりましたが、なぜか普通高校に、しかも、単位制の高校で「美術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」以外にも「写真」「漫画・イラスト」「陶芸」「環境造形」「ビジュアルデザイン」・・・といった専門的な科目の多い真和志高校に赴任が決まったのが5年前、現在は生徒指導主任もしています。

 授業に関しては「漫画・イラスト」「写真」「美術史」と全然関連のない科目を持ち、教材研究もろくにできないまま、5年間で蓄積した知識と経験を生かしつつ、これまでの人生経験を駆使し何とか授業を成立させています。

 実際には、仕事の80%は生徒指導で、問題行動を起こした生徒を怒鳴り、なだめ、すかし、人生相談をし、懲戒指導の提案と解除を繰り返し、充実した日々を送っています。

 生徒指導が大変な分、授業はとても楽しく、特に「美術史」ではテンション高めで語っています。プロジェクターを使用してプレゼンソフトで授業を進めるのですが、なるべく多くの作品を鑑賞させたくて2年前から教材研究を重ね、ようやく形になってきました。とはいっても、内容は西洋美術史入門みたいな授業で、退屈な授業にならないように、生徒たちが反応するような不思議な響きの言葉(例えば「コントラポスト」「アトリビュート」「トロンプ=ルイユ」「キアロスクーロ」等)やダ・ヴィンチのルーブルとナショナルギャラリーにある2つの「岩窟の聖母」のような逸話について語っています。生徒曰く、授業はわけわからんけど情熱は感じると言われます。

 教師をして、10年近くなりますが、教育が何かは未だによくわかりません。それは芸術にとても似ているように思います。特別支援の生徒、問題行動を起こす生徒、授業の生徒、すべての関わった生徒に自分が正しいと思うこと、美しいと感じることは、なるべく伝えるようにしています。これからも、目の前の相手とのコミュニケーションを繰り返し行うこと、そして、見守ることを大切にしていきたいと思います。

 次は、「この人の頭の中はいったいどうなっているんだろ~??」といつも関心させられる那覇造形美術学院の黄金 忠博 学院長におつなぎします。先輩、よろしくお願いします。

2011年10月6日木曜日

秋のいろ美文庫



紹介している本を紹介する会を来週末に行います。
美術・図工の本を中心に、美術の本、美術館での教育活動の本などがいっぱいです。
保育園から、大学、特別支援学校まで多くの方にお越しいただきたいと思っています。

また、みなさんのおすすめの本、この本は必読だという本がありましたら是非当日御持ち頂き紹介して頂きたいです。
当日来れなければ、メーリスで紹介していただいても構いません、是非紹介して下さい!

では、待ってます!

2011年10月2日日曜日

図工・美術の本紹介2


こんばんわ。小橋川です。今月15(土)16(日)、美術や図工の本をいろいろ見ることの出来るイベントを行います。細かい日程はもう少ししたらお知らせします。
で、慌てていくつか本を紹介してる次第なんです。

今日は、「ベーシック造形技法ー図画工作・美術の基礎的表現と鑑賞ー」 建帛社 2006 監修:宮脇理
です。すごい盛りだくさん、濃い1冊です。
実は、1969年、1984年に前版ともいう本が出ていて、それに続く第3弾になっているということで歴史の厚みを感じます。超古典的な題材から、webやアニメーションまでのっているのがすごい。なんたって、一番最初にのってるのがラスコーの洞窟壁画ですから。七宝まで載っている、教材屋が毎年持ってくる分厚いカタログを超える守備範囲。
タイトルに造形技法とありますが、内容が総論、主題、技法、知識、鑑賞といった項目で描かれていて、いわゆる技法だけ集めた本ではありません。
鑑賞や美術館との連携みたいなタイムリーな内容ものっているのが嬉しい。

小橋川

2011年9月28日水曜日

図工・美術の本の紹介



「図工室にいこう」
図工の実践が掲載されている本です。絵画、立体、造形遊び、鑑賞とどの実践もわくわくします。図工の先生のみならず、美術の先生も一見の価値ありです。

※来月に図工・美術の本を紹介する企画を行います。詳細は今月中に!乞うご期待!

美術っていいとも!8

中村 武志です。
宮崎県宮崎市出身。
大学卒業後、中学校や高校で臨任を経験。
平成18年度、真和志高校で採用となり現在は本部高校で勤務。
沖縄での生活も今年で16年目になりました。

今住んでいる名護市は大学卒業後に初めて住んだ思い出深い場所です。約10年ぶりに戻ってきましたが町並みもほとんど変わらず、豊かな自然の中でゆっくりとした時間の流れを感じて生活しています。

本部高校は3年目。教科は美術を担当し、前年度から教務の仕事をしています。
学校では複数の校務を担っており会議なども多いため、教科や授業についてじっくり考えるゆとりはほとんどありません。ただ、学校の行き帰りの車内や眠る前などに“考える”というか…ぼんやりと授業を“イメージ”したりします。

美術の授業の中で私が大切だと思うのは“生徒の活動”です。
美術の授業の中で“何のために(どんな力をつけるために)”“どんな活動を行うのか”
様々な学校・校種を経験して感じたことは、環境(自然・教材・教具等)や生徒達の発達段階(経験・能力等)には当然違いがあり、同じ題材でも指導方法や活動等を工夫し常に授業改善に努めなければならないということです。

作家は作品を作ります。
美術教師は授業を作ります。
“作品を作るという学習活動を計画して実践(改善)する”

当たり前のようなことですが…
私はそんなことを日々考えています。

次は私がとても尊敬する小禄 了先生におつなぎします。先輩宜しくお願いします。

2011年7月7日木曜日

美術っていいとも!7

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

どの挨拶が適切でしょうか。とりあえず。

戸ケ瀬さん、小橋川さん、ありがとうございます。様々な活動、陰ながら応援しています。

自己紹介。

宮城勝巳といいます。

大学卒業後、中学校、高校、特別支援学校などで何年か補充教員を経験後、美咲特別支援学校に勤務。現在は宮古特別支援学校に勤務しています。

宮古島に移り住んで1年が過ぎました。宮古島の人々は気さくで温かい人が多く、海や星空がとてもきれいです。人の心も自然も本当に美しい島です。宮古島出身のカニメガさんや住んだことがある人、訪れたことがある人はわかると思いますが。まだの方はぜひ宮古島へ足を運んでいただきたいと思います。

現在私は特別支援学校の高等部の美術を担当しています。これまで中学校や高校でも美術を担当していましたが、前任校も含め、特別支援学校での美術の授業の中では、自分自身が純粋な気持ちで「美術」と向き合うことができる瞬間があります。少し大袈裟かも知れませんが。

授業の中で生徒と関わり、生徒の作品に触れるたびに「!!」「!?」となることがあります。中学生の時に初めてパンクロックを聴いた時のような「!!」「!?」。路上で偶然、超芸術な物件、物体に出会った時のような「!!」「!?」。いわゆる衝撃とでもいいましょうか。言葉にできない感覚です。特別支援学校での勤務経験のある方なら、この感覚、共感できる方も多いかと思いますが。どうでしょうか。

美術に関わっているであろう人々は少なくとも美術作品に「!!」「!?」な感動を求めているのではないでしょうか。個人的な見解ですが。

美術館で、学校で、路上で、様々な場所で美術は生まれ、感動は生まれると思います。「いろんな場所で生まれる美術」がつながっていけると、きっと「!!」「!?」な世界が広がると信じています。

何か、少しでも「美術教育」や「美術」がよりよい方向へ変わっていけることを願って。力になれることがあれば。いつでも。どこでも。宮古島でも。

今後もよろしくお願いします。

次は沖縄本島北部在住の中村武志さんにつなぎたいと思います。

2011年6月25日土曜日

子どもと学ぶ、子どもに学ぶ



前回のシンポジウムに登場していただいた、遠藤晃さんが2011年7月2日来沖します。
教育に携わっている方は、教科の垣根を越えて聴く価値ありです。
是非!



しろいへやのひみつ

昨年から携わっていた沖縄県立美術館のガイドブック「しろいへやのひみつ」が完成しました。
ガイドブックといっても、幼児児童向けに作った絵本になっています。
美術館とはじめて出会う子どもに向けた一冊です。

小学校、特別支援学校に配布される予定とのことなので、お楽しみに。
この本は販売等はありませんので、気になる方は


この本のほとんどは、以前シンポジウムでお話
いただいた新里学芸員が作っています。
さすが、仕事人でありました。

2011年6月12日日曜日

今年も何かやるんですっ!

全然更新をしていませんでしたが、今年度も何かやります!シンポジウムも面白いのですが、また違った切り口を出来たらと考えていますので、どうぞよろしく!

2011年1月23日日曜日

島尻特別支援学校おわかれ会


戸ヶ瀬が勤めている、島尻特別支援学校は今月建て替えのため現校舎が取り壊しになります。そんな中、最後に校舎に入って展示やらワークショップやらをやります。興味のある人は是非遊びに来て下さいね。
美術展とは違い、上手い下手ではないそのままがありますのでお楽しみに!

1月29日(土)10:00〜15:00
島尻特別支援学校にて

2011年1月9日日曜日

美術っていいとも!6

みなさん、新年おめでとうございます。

カニメガさんから紹介いただいた、てまきこと照屋真紀子です。

私は北大東中学校に昨年の4月に赴任してきました。

ここでは、特別支援学級担任と特別支援教育コーディネーターをしています。

そして、美術を教えています。


では、北大東の紹介を少し。

那覇から東へ360キロ、人口350人~500人(工事建設や季節労働で変動あり)の島です。

主な産業はさとうきび。詳しくはhttp://vill.kitadaito.okinawa.jp/


北大東に来て、感動したことは夜空のお星さまです。(実際に見てほしいです。)

北大東に来て驚いたことは、キジとカエルとバッタとムカデ。

北大東には国鳥のキジがいるのです。

しかし、農作物を荒らすキジは、農家からは嫌がられているようです。

カエルとバッタは何度車でひきそうになったことか。(実際、ひいています)

どこからともなく家の中に忍び込むムカデにおびえながら、寝る前に布団にいないか確認。

洗濯機の中にいたときは、ギョッとしました。

そんな時はゴキジェットで仕留めます。

一カ月経つとそんな生活にも慣れ、あっという間に一年になろうとしています。


さて、学校の話をしましょう。

初めて担当する特別支援学級は不安でいっぱいでした。

何を教えればいいの?成績は?教科の時数は?受検ってどうすればいいの?

??????の連続です。

特別支援教育コーディネーターについても???が並びます。

そんな私でも、研修(航空運賃特別往復割引で33,600円かかります。)を受けさせてもらったり、先輩方に助けてもらったりしながら、今に至っています。

支えてくださったすべての人に感謝感謝です。

私を成長させてくれた子ども達に感謝です。


美術でうれしいことは、カラーコピーや印刷が人数分できること。

カラーってすばらしい。

それを利用して、美術だより「ざ★美術」も少しやってみました。

生徒の関心は高かったようで、満足。(もっと出せればよかったなあ)

それから、本物の千円札を使った題材にも挑戦しました。

一人一枚、千円札が12枚あればできます。

もちろん、紛失には気を付けましたが、その点に関しては問題がなかったのでよかったです。


北大東中学校の美術(専門)の先生はここ何年かいなかったようです。

それは、生徒数の関係で美術教師の需要がないからです。

私が離任した後、とうぶんはないでしょう。

北大東をねらっていた先生方、残念!

私はもう一年いますので、自然を満喫、のんびりしたい方は、ぜひ、夜空のお星さまがきれいな「うふあがり島」北大東へ、いらしてください。


では、友達を紹介します。

宮古島にいる宮城勝巳さんです。

勝巳さんよろしくお願いします!


2011年1月5日水曜日

美育文化 1月号


あけましておめでとうございます。
今年もなにか面白い事をしたい!しましょう!

さてさて、美育文化という美術教育の雑誌に私達が文章を書かせて頂きました
鑑賞教育がテーマだったのですが、一度も鑑賞の授業をしたことのない私達。
けど、鑑賞って何も美術作品だけじゃないよなって思っています。

興味のあるかたは(面白いよ)是非読んでみて下さいね。
県外の美術教師の実践や活動、考えも載っていますので見応えあります。

ではでは今年もよろしくお願い致します。