2010年12月31日金曜日

美術っていいとも!5

こんにちは、カニメガです。 真さんからパスがまわってきました。  自己紹介からすると、カニメガは宮古出身の男女2人組です。 アートっぽい活動をしながら暮らしています。 今は主に、県内のアート展や、デザイン展に参加させてもらっている感じです。 荻堂の二人とも「wanakio2008」で知り合いました。  カニメガは二人とも美術教育関係者ではないので、今までリレーで書いてきている方々のように、日々美術教育について思案してないので、自分の経験をちょろりと書きます。  残念ながら、小中高校・・と思い出しても、学校で美術を学んだ記憶があまりありません。 当時の島の美術教育は、時間数含め、かなり薄かったです。 勿論、その時に頑張っていた美術の先生もいると思いますが、 二人の意見として「かなり薄かった!」と共通しているので、少なくとも私たちにはそうだったように思います。  では、なぜ美術の道に進んだのか。 ここからは、カニメガのカニ(♀)の方の話になります。  実ははっきり覚えてはいませんが、高校2年の時に 雑誌だったか、TVだったかをみて、意識して「美術」というものを発見しました。 もともと宮古島には、美術館なんてなくて、「デザイナー」といえば「ファッションデザイナー」で、「画家」はピカソしか知らなかった。 身近な絵画は、なんとか事務所にある、額に「寄贈」と書かれた「湖と山の絵」です。美術について考えたことがなかったのですが、そんな時に「美術」または「それ界隈」で生きている人が結構いる。と気がついた時になんだかすごく刺激的で、美術を通して何かできそうな気がしました。(甘かった) でも実際に私が島をでるきっかけになりました。  翌年、なんとか某大学の教育学部の美術工芸科へ入学することができました。(よかった)  島を出ると、もっと刺激がたくさんありました。 映画館も沢山あったし、本屋さんも大きかったし。 何よりも衝撃だったのは、若い人達がカフェやバーや小さなギャラリーと、いたる所で、自らお金払ってでも自分の作品を展示したり、パフォーマンスしたり、映像上映したりしていたこと。 自分の島でそんなことしようもんなら 「何でそんなことしてんの?笑われそー。」てな感じなんですが、 「よくやるなー」と思いつつ、とても刺激的で面白かった。  とにかく学校以外でも美術がたくさんあり、 普通に生活しているだけで触れることができるのがよかった。 そんな刺激にほだされて(?)今まで何だかんだ続けている気がします。  学校以外でもふれることのできる美術は、最近わりと盛んで、 展示会はもちろん、公民館や映画館、街の中で魅力的な講座やワークショップがたくさん開かれています。 実際にカニメガとしても公民館や、動物園なんかでワークショップをすることもあります。子ども達対象がほとんどですが、関わっている大人たちの方が興味津々だったりすることも多いです。 美術と名がついてなくても、入り口が美術的なものだったり、又は過程が美術的だったり、ゴール地点が美術的だったり、というものもあります。私自身の経験からいうと、学校を卒業してからの方が、美術に触れる機会が多いかも。  学校を卒業してしまった人も、学校がない所の人も、美術に触れられる世の中は生活にハリが出ていいなぁと思う。大いに活用すべき。  そんな中で逆行するように、宮古島では、図書館がなくなり、映画館がなくなり、文化的にますます乏しい環境になっている気がして、切ないです。 (一応、映画館も図書館も規模はそうとう縮小してもなんとかギリギリ復活、存続しているようで、応援したい。)  島をでるきっかけが「美術」であったように、島に戻るきっかけも「美術」になるかもしれない。と思う今日この頃です。(予定は未定です)  漠然と、私と美術にまつわるエトセトラになってしましました。 無駄に長文ですいません。 最後まで読んでくれた人、ありがとうございます。  更新おそくなってごめんないさい。次にまわします。 美術っていいともー 次てまきさんでーす。

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