2009年11月29日日曜日

パネリストの紹介 2

今回は今村清輝(いまむらきよてる)先生を戸ヶ瀬哲平が紹介します。
神の国・宮崎県出身の今村先生。現在は沖縄市の美咲特別支援学校高等部で先生をしておられます。美咲養護学校(現美咲特別支援学校)は私の初めての職場であり、今村先生と出会った場所であります。

琉球大学大学院を修了されており、在学中も「平面だったら絵画なのか」などとバリバリの美術学生だった今村先生。卒業後に働いた養護学校で画用紙いっぱいに絵を描き、くるっと裏返してまた絵を描き始めた生徒を前に目から鱗が落ち、特別支援学校で働いていくこととなります。

さまざまな個性が入り乱れる特別支援学校で、彼は一人一人の生徒にとても真摯に向かい合います。美術の時間はもちろんのこと、それ以外の時間でもそれぞれの生徒に応じたアイデアを出し続けるのです。

学校で生まれてくるアートを、障がいの冠をつけないでみせたいとアートキャンプ2001実行委員会に参加。現在に至るまで展示会、ワークショップを精力的に行い県外の団体とも交流を重ねています。福祉大国滋賀県でのフォーラムではパネリストとして講演も行っています。

現在は精神障がいのアートにも興味を持ち、リアリティのある美術・アートを見つけてはにやけています。



アートキャンプ2001 2001年から2008年までの活動
「顔」 沖縄県立博物館・美術館にて12月15日〜1月17日まで開催



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